グッチとバレンシアガはハイブランドとしてどっちがいい?
社会人になって自分でお金を稼ぐようになると、
1つぐらいは「ハイブランド」のアイテムを身に付けたい、持ちたいと誰しも思うものです。
そうでなくても、ハイブランドを身につけることで
新しい自分を見つけられるかもしれません。
では、世界的ハイブランドである「グッチ」と「バレンシアガ」なら
どっちがブランドとして上なのでしょうか?
グッチはイタリア発、バレンシアガはスペイン発
グッチはイタリア発、バレンシアガはスペイン発のブランドです。
グッチ(GUCCI)
グッチは、1921年に起業家であるグッチオ・グッチが
イタリアのフィレンツェで皮革製品を扱う会社を立ち上げたのが始まりとなっています。
第二次大戦中に皮革が統制品となり使えなくなると、
キャンバス地や竹素材を代用品として使いました。
グッチと言えば「バンブーハンドル」のバッグが印象的ですが、
竹のハンドルは皮革が使えなくなったことから生まれたアイデアなのです。
グッチを愛用している有名人としては、
古くはオードリー・ヘップバーンやグレース・ケリーなどが居ます。
特にグレース・ケリーはモナコ大公と結婚した際、
引き出物としてグッチ製品を採用したほどです。
最近だとキャメロン・ディアスやジャレッド・レト、
ハリー・スタイルズなどのハリウッドスターがグッチ愛用者として知られています。
バレンシアガ(BALENCIAGA)
一方バレンシアガは、1917年にフランス国境に近いスペインのバスク州で
クリストバル・バレンシアガが婦人服専門店を開いたのが始まりです。
スペインの内戦をきっかけに1937年にフランス・パリに店を移して以降、
現在までパリ本店を中心に世界へブランドを発信しています。
モードとカジュアルを融合した独創的で斬新なデザインから、
バレンシアガは「クチュールの建築家」とも評されています。
バレンシアガを愛用している有名人は、
世界的歌姫のビヨンセ、歌手で女優のリアーナなどです。
現在グッチとバレンシアガは「ケリング」という同じ企業の所有となっており、
2021年にはグッチとバレンシアガのコラボアイテムも発売されています。
どちらもハイブランドですが、あえてランク分けすると
バレンシアガよりグッチが上位になるというのが一般的な評価です。
グッチは全年代、バレンシアガは20~40代
グッチは幅広い年代に人気で、
10代後半から60代以上までほぼ全年代がグッチのアイテムを使っています。
伝統を大事にしながらも新しい価値観を積極的に取り込む姿勢が若い年代に受けており、
高級ブランドながら10代20代の若年層にも支持されています。
また、どの時代でも通用する「タイムレス」なデザインで、
上質な素材を使っていることもあって長く使えるので50代60代の高い年齢層にも人気です。
10代20代が使っても背伸びしているとは思われませんし、
エレガントなデザインを好む60代以上が使っても無理しているようには見えないブランドがグッチなのです。
バレンシアガも幅広い年代に支持されていますが、20~40代がメインとなっています。
どちらかと言うと若い年代が中心で、
50代以上の大人にとってはバレンシアガは使いにくいブランドかもしれません。
リーズナブルなのはグッチ
アイテムの価格を比較すると、
意外にもリーズナブルなのはバレンシアガよりグッチです。
グッチの公式オンラインストアでは、
バンブーハンドルのハンドバッグが346,500円で販売されています。
バレンシアガの公式オンラインストアの
同じぐらいのサイズのハンドバッグの価格は451,000円です。
小さめのショルダーバッグの価格は、
グッチが299,200円なのに対してバレンシアガは445,500円となっています。
レディースの財布は、長財布の価格帯がどちらも10万円前後、
折り財布が6~8万円台です。
ただグッチには、10万円未満で買える長財布、6~7万円台で買える折り財布が多く、
バレンシアガよりややリーズナブルな印象です。
もちろんアイテムによってはバレンシアガの方がリーズナブルなこともありますが、
全体的にはグッチの方がリーズナブルと言えます。
グッチは超高級ブランドのイメージですが、
ハイブランドとしては比較的リーズナブルなのも若い世代に支持される要因となっているのかもしれません。
化粧品はグッチ
グッチは化粧品も取り扱っていますが、
バレンシアガは化粧品をほとんど取り扱っていません。
ファンデーションやコンシーラーなどの化粧下地、
マスカラやアイライナーなどアイメイク、口紅、ネイルに香水とグッチにはメイク関連商品が揃っています。
バレンシアガはわずかに香水を扱っている程度ですから、
メイクまで一式ブランドを揃えるならグッチです。
ちなみに香水の価格は、バレンシアガは5,000円から1万円程度ですが、
グッチはリーズナブルなものでも15,000円以上します。
高額なものは5~6万円台となっていますから、
香水についてはバレンシアガの方がリーズナブルです。
まとめ
ブランドの上下を決めるのは難しいですが、
一般的な評価はバレンシアガよりグッチが上となっています。
バレンシアガよりリーズナブルなアイテムも多いので、
ハイブランドの中でもグッチは比較的手の出しやすいブランドと言えるかもしれません。
バレンシアガも決してブランド力が低いわけないものの、
グッチとの比較ではやや分が悪いです。