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#6_網走市の流氷と硝子とSDGs

北海道網走市。

写真の船は捕鯨船で、鯨を追いかけるための小回りの利くサイズ感が特徴。
遠くに見えるのは、「網走」と言う地名の語源にもなっていると言われている「帽子岩」。
と、更にも距離が近いせいか、潮風だけではない水の香りがします。

そんな網走の観光名所の一つでもある、流氷硝子館さんにお邪魔してきました。

こちらで作られているガラス商品は、「エコピリカ」という廃蛍光灯リサイクルガラスを原料といた製品を使っています。
・エコロジーのエコ
・アイヌ語で「正しい、美しい」と言う意味のピリカ
が名前の由来だそうです。

確かにお店においてある廃蛍光灯の破片サンプルをよく見ると、
蛍光灯であった名残の文字が見えます。

この製品は近隣の留辺蘂町(るべしべちょう)にある野村興産㈱イトムカ鉱業所さんから仕入れされているそうで、ここには水銀処理をするために全国から使用済みの蛍光灯年間約8,000トン近くも集まるのだとか。

水銀という成分特性上、産廃業者が乱立せず、蛍光灯のメーカーも限られていることから、
一定の品質のリサイクル商材が、一定の量が「安定供給」される環境があるというのが、リサイクルという概念の世界の中でも非常にユニークですね。

館内には、弟子屈町(てしかがちょう)の川湯温泉の湯の花も原料に組み込んだ「川湯温泉ユノハナガラス」など、地元ならではの商品を多数取扱いされております。

余談ですが、カフェコーナーではお店で作ったガラスを使った飲食を提供されております。

さらに余談ですが、今網走市では、位置情報ゲームアプリとコラボした、「テクテク網走めぐり」が実施しているようで、流氷硝子館もスポットの1つとなっています。
https://twitter.com/tekuaba

コロナ渦ではありますが、網走市とそこで生み出される硝子製品、是非チェックしてみてはいかがでしょうか!

流氷硝子館HP:https://www.ryuhyo-glass.com/
テクテク網走めぐり:https://tekuteku-abashiri.jp/

 

▼取材協力

流氷硝子館 様 
北海道網走市南4条東6丁目2-1

▼『流氷硝子』基本情報
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【生産地】
流氷がきれいな北海道網走市

【商品特徴】
・コンセプト「流氷をなくさないために」
・廃蛍光灯をリサイクルした硝子原料を使用
・SDGs
・自然の景観美

【コミュニケーションのキーワード】
・SDGs、持続可能性、リサイクル、エコ、環境にやさしい
・自然、環境
・アート、美しさ
・守る、SAVE
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Writing by Toyama

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